手すき和紙に手巻きにて竹串に巻き付け、さらにイグサの中芯にあたる「スポンジ」の様な植物性繊維を取り出し竹串に巻いた和紙の先端より多く重ならぬように巻きつけます。この繊維はとてもデリケートで切れやすいのです。このままで使用するとすぐにボロボロになるので、その上から真綿を重ね巻きします。すべてのサイズに日本の伝統であるこの手法を1本ずつ行います。この筒状の芯によってまた、植物性繊維の微妙な構造によって、火をつけると下部から空気を吸い込み呼吸を行います。このことによってゆらめく「陽炎の様な」炎を再現可能になります。もちろん大量生産は現在においてとても困難ですが、通常のキャンドルにはない「生きた炎」が誕生します。 |